(カパル・チャルシュ)
グランド・バザール(トルコ語でカパル・チャルシュ)で買い物をする楽しみは、店のにーちゃんとの掛け合いです。 過去2回エジプトのバザールで鍛えたし、大阪人は値切るのが基本だ! グランドバザールはけっこうふっかけてくるという噂なので、大体の値段は調べていきましょう。 イスタンブールにはもう一つエジプシャンバザールというのがあって、そちらの方が値段は安めらしいのですが、観光で案内されるのはグランドバザールが多いみたいです。 買いたいものを決めていたら、とりあえず怖がらずに値段を聞いてよう。 今回のわたしのお目当てはトルコサッカーのバッタもの(偽物)のユニフォームだ! とりあえず一回りして、探してみる。 ここのバザールは同じ品物を売る店はまとまっているので、値段の比較などはしやすい思います。 秘訣はとにかく怖がらないこと!ですね。 店先でお目当てのものがあるか見ていたら、にーちゃんが必ず声を掛けてきます。(日本語で) 以下、わたしとにーちゃんの会話(?) わたし「これいくら?」(英語で…これくらいは言える…) にーちゃん「ベシクタシュのユニフォームは●●ドルだよ。オフィシャルだよー。ほら、PUMAだよ〜」(英語でうさんくさいPUMAのロゴを見せながら) わたし「え〜!高すぎるよー」(日本語だ!) にーちゃん「高くな〜い、高くな〜い」(日本語) わたし「オフィシャルじゃないでしょ〜、偽物でしょ〜」(日本語…なんで通じるかわたしにもわからん) にーちゃん「何言ってんの、ほら、オフィシャルのロゴがついてるでしょ〜」(英語) わたし「ダメ!絶対高い!」 にーちゃん「じゃあ、いくらだったら買ってくれる?」(英語で電卓を出しながら) ここで、自分がこの値段だったら買おうと思っていた値段よりちょっとだけ安く交渉開始する わたし「じゃあ(●●ドル)」(声を出さないで電卓で) にーちゃん「あんた頭おかしいよ、これオフィシャルだよ〜?」(英語で) (頭がおかしいは、エジプトでも言われたことがある…) と言いながらも、にーちゃんちょっと値段を下げて電卓に打ち込む。 以下、値段交渉は全て電卓です。 わたし(ちょっとだけ値段を上げて●●ドル) これを何回か繰り返してから、 わたし「じゃあ、2枚買うから。だったらいくらにしてくれる?」(日本語、これが通じるんだなー) (2枚買う、これがけっこう効きます!) で、自分が決めていた値段になったらびた一文上げないでひたすら交渉。 その内ににーちゃんは「お話にならないよ」とでも言いたげにかたづけようとする。 そしたら負けずにそこで一度「じゃあ、別の店に行って来る」とか言って、その場から立ち去るそぶりをする。 ここでにーちゃんがあわてて追いかけてきたら、まだ値段は下がると言うことです。 (にーちゃんが追いかけてこなかったらそれ以上下げられないということなので、次の店での目安になる) そしてまた交渉開始。 しぶとく粘った結果、わたしの言い値で買うことが出来ました。(多分それでも高いんだろうけど) これはけっこう快感ですよ。 ただし、ツアーの他の人とは値切りの結果をあまり教え合わない方がいいらしいです。 自分の方が高く買ってたりすると、それまでの高揚感が吹っ飛んでしまうそうなので…。 こんな感じで皆さま、楽しく値切って買い物をしてください! ただ、あまり値切りすぎないように。向こうも商売ですからね。 儲けがないと売ってくれませんから。 あと、前の観光地で見た値段より高いと思っても、中身がいいものだったりするのです。 たとえばエルマチャイは、顆粒状になっているのとティーバッグでは、やはりティーバッグの方が断然高いので。 これが大阪の日本橋だったら、 1.端数が邪魔だと言う。 2.消費税が邪魔だと言う。 3.おまけをつけてくれと言う。 値切り交渉の最終段階はこれに決まり! |